やっとコウノメソッドを取り入れている病院へ連れていけた
長かった10連休。
悪夢のようだった。
一日が長い。
金曜日、明日は土曜日、午前中のみの診療なのでわけわかんない人を連れて行くのは無理。
今日の午後から病院に行くために出かけた。
小一時間かかる。
途中トイレの心配もしつつ、路面から少し奥に入ったクリニックは見つけられなく何度も素通りした。
近くを歩いている佐川ガールを見つけてやっと病院の前まで。
しかし、車から出ようとしない。
何に恐怖を感じているんだろうか?
必死に泣きながら訴えてくるけど、こっちだって必死なんだ。
朝起きてから寝るまで「タヒたい」「お金がない」と泣き喚かれ、バファリンを飲んでも収まらない頭痛と大正漢方胃腸薬もそろそろ一箱のんでしまうほどの胃痛だ。
もともと「お金がない」家で小さいころから聞かされてきたので、「お金」と聞くと吐きさえ覚える。
「お金」問題を克服するために、費用かけてワークやらアファメーションやらやってこれから「大きく儲ける」のに、一日中聞かされると吾輩の脳が自分の脳に言われているかと思って勘違いするじゃないか!
吾輩もすっかり「タヒたく」なり無気力、食事の支度や電話(吾輩の父親が商売をしている、その父はただいま入院中)にでる気力も失った。
声すら腹から出す気力なし。
風呂にも入ろうと思わなくなり、ずーっとおんなじ服でも気にならなくなった。
吾輩もウツかも。
つじつまの合わない、会話にならない会話でもいい、ネガティブな発話だけはやめてほしい。
前々から認知症の症状は出現していた。
父がそのうち病院へ連れて行くと言っていたのを、真に受けていたのが間違いだった。
のびのびになり、母は自分が誰かも吾輩が子供ということも分からなくなってしまっていた。
父の入院ということで、一気に症状が進んだとも思える。
が、父のことは心配していない。
入院していることすらわからないのだ。
入院当初、一緒に見舞いに行ったが帰ってきて大荒れだった。
自分の夫のことを「あの男」呼ばわりだ。
今までさんざん経済的な苦労と言葉のDVがあったと思う。
夫だと思っていないと。
「あの男にお金を全部盗られた」(←事業に使われた、これはホントだ)
泣き喚きながら言われるので、こちらのテンションも見合ったものになってしまう。
認知症には否定はだめだとわかっているけど、そうせざるを得ないのだ。
朝の五時前に「寒い~~~!!!!ストーブがつかない!!!!」と泣き喚いて、起こされる。
ストーブがつかないのではく、スイッチを押していないだけで、、、
吾輩が寝ている間に、家から出ていき自ら交番へ出頭(笑、二度目)
携帯に交番から電話がかかって起こされた。
膝が悪く、近所のスーパーにも歩いて行かないのに、信号のある国道を渡り交番まで歩くとは想定外だった。
そのためセフティーキーでの施錠をしていなかった盲点を突かれた。
最初に出頭したときは自分で名前を言えたらしい。
二度目はうっかりセフティーキーをしていなかった隙をつかれた。
吾輩の完全とは言えない吐露がすでに1000文字を超えてしまったが、結構すっきりしてきた。
本日診療してもらったクリニックについて話そう。
認知症専門ではなく、一般内科、心療内科、訪問診療とひとりのドクターで行っているクリニックだった。
何故ここを選んだかといいうとコウノメソッドを取り入れていたから。
一筋の望みが見えた認知症治療のように思えたからだ。
まだまだ介護というには甘すぎる状況だが、吾輩の精神状態は極限近いものがあった。
このところ二人きりだったので、だれかに話を聞いてもらって母も安心した感じがする。
吾輩も話の通じる人に話ができて良かった。
本来ならば認知症の診断を行く前に脳外でCTをとってもらうのがいいらしい。
なるほど、脳梗塞などから言葉が出ずらいこともあるからな。
それでもドクターはコウノメソッドのチャートにのっとり診断してくれた。
前頭側頭型認知症と語義失語症が強いのでは?という結果だった。
あくまで脳の状態を見てみないと隠れた病があるかもしれないので。
推奨するサプリメントが2種あるけど、2種同時だとなおさらよいといわれたので迷いなく2種類同時をお願いした。
フェルガード100M
プラズマローゲン
河野先生の著書によると2日で変わってきたことがわかったという症例もあった。
それだけでも救われる気がする。
明日から、観察日記もの兼ねたものにしていこうと思う。